センター試験「数学」の特徴と解答上の注意点

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センター試験が近づいてきていますが、ここではセンター試験「数学」の問題を解くにあたっての注意点をいくつか紹介しましょう。

 

1 問題の量は多い

  ゆっくり解いていては時間不足になります。特に、数学ⅡBにおいては60分で解答を

終了することはなかなか困難です。どの大問も前半は基本的で解きやすく、後半は次第に難しくなるように配列してあります。各大問に取りかかってすぐはこれは易しいと思うかもしれませんがここでゆっくり解くよりもむしろ時間短縮をする気持ちでより早く解き進むのが良いでしょう。

 

2 同じ答えに注意

数学の解答欄、つまり四角の中にはア、イ、…の記号が書いてあります。この中に入る数値をマークするのですが、例えば1題解いてア、イ、ウ、エの欄がうまった時、その先の問題の中に何度かア、イ、ウ、エの欄があるような問題文がよくあります。したがって、初めに問題文全体を見渡して、同じ記号の解答欄があるのかどうかを把握しておくことが大切です。前の解答と同じことに気付かず考え込んでしまうことがないようにしましょう。

 

3 選択問題に注意

  数学の問題では、自分で計算して数値をマークすることが多いのですが、一部いくつかの選択肢から選ばせるものがあります。注意すべき点は、「適切なものを以下の選択肢から選んでマークせよ」という指示が問題文の最後の方に書いてあることがあります。問題の途中では選択肢があることに気付かず、自力で考え込んでしまい時間をロスするということがないようにして下さい。これもやはり問題文全体をしっかり把握することが大切です。

 

4 途中の計算結果も分かりやすく残しておこう

  センター試験は穴埋めだからといって途中の計算を雑にして結果だけをマークする人がいますがこれには注意が必要です。例えば、初めの方の問題で、計算がA→B→C→Dと進んだとしましょう。そして結論のDをマークして終了する、という場合に次の問題を解き進んでいるとBやCの結果を用いる問題が出題されている、ということがあります。このときBやCがどこに書いてあるのかが分からず、同じことをやり直すということになってはいけませんね。穴埋めといっても、ある程度の整理された記述で途中も分かる程度にはしておく必要があります。

 

以上少しの例を挙げましたが、一人一人がセンター試験の特徴をつかみ最善の解答力を身につけることを期待しています。