【長崎校講師blog】受験における「分かる」とは
受験における「分かる」とは
国語辞典には,「分かる」とは「理解すること」とあります。もちろん納得ですね。では,我が身を振り返ってみるとどうでしょう。
毎日勉強して,教科書も参考書も先生の話も良く「分かっている」,ところがテストとなると中々点数が伸びない,という人は多いでしょう。では,毎日の勉強は分かっていなかったのでしょうか。そんなことはないはずです。受験生は,テストで高得点を取らないと合格できませんね。「分かる」⇒合格に直結,とはいかないということです。
毎日の学習において,注意しなければいけないのは「分かる」という言葉が,テストの高得点に結びつくものなのかどうか厳しく捉えるべきだろうということです。「分かった」の言葉にはもっと細分化すべき理解のレベルがあると思います。
皆さんは,「分かった」と思った時,慎重に考えて,この問題はもう一度ノーヒントできちんと解けるだろうか?などと考えて欲しいということです。安易に「分かる」より,なかなか「分からない」というときが,高得点に結びつくこともあるわけです。
教科書,参考書やノートをながめるだけで「分かった」と思ってはいけません。必ず,自力で解き直せるかを確認してください。これが,受験における「分かる」ということだと思います。