【長崎校講師blog】その「勉強」は「作業」ではないですか?
その「勉強」は「作業」ではないですか?
きちんとノートをとり、綺麗にまとめて見やすいノートを作っているけれど、なかなか成績が上 がらない、、、机に向かう時間は誰よりも長いはずなのに成績が上がらない。こういった生徒に 見られる傾向として、机の上で行っていることは勉強でなく「作業」になっていることがありま す。 例えば板書を書き写す、英単語をノートにまとめる、授業プリントをハサミで切って貼り付けた り、、、これらはほとんど「作業」です。勉強ではありません。こういった作業では「綺麗にま とめよう、見やすくまとめよう」と作業に夢中になり「暗記」することと「理解」することがお ろそかになっています。 本当の勉強とは『物事を理解し記憶に残す』ことです。知識を自分の血肉とすること、知識を自 分の血肉とするというのはある事柄を自分の言葉で説明できることです。これは本当にその事柄 を理解していなければできないことですよね。 なかなか成績が上がらない生徒の傾向として板書を書き写すことや、綺麗に見やすいノートを作 ること自体が目的化しています。勉強する目的は志望校に合格すること、テストで良い成績を残 すことではないのでしょうか。 2時間で板書をただ写したAさんと、同じ2時間で内容を理解し覚えることに徹したBさん。成績 が良いのは圧倒的にBさんでしょう。 医歯薬学部を目指している生徒は範囲が膨大なのにこういった作業に夢中になってしまっていて は、時間はいくらあっても足りません。しかし勉強の目的をしっかり考え、その目的に一直線に 向かうことができれば今の成績からは想像もつかないような大学、学部に合格することもできる でしょう。 新年度が始まる前に自分の勉強法をもう一度見直してみてはいかがでしょうか。